【烹】 11画 灬(7) 準1級
[音] | ホウ |
[訓] | にる |
《意味》
に(煮)る。料理をする。
【烹る】にる
水などを加えて、柔らかくなるまで火にかける。
【烹炊】ほうすい
煮ることと、炊くこと。煮炊きすること
【烹鮮】ほうせん
国を治めるのに焦って余計な策を施すと、かえって効果の上がらないことの例え。また、そのような国政。
「鮮」は魚の意。小魚を料理するとき、手を加えすぎると崩れてしまうことから。
【割烹】かっぽう
利用価値のある間は用いられるが、無用になると捨てられること。
ウサギが殺されると、猟犬は不要になり煮て食べられてしまうことから。
「狡兎死して走狗烹 らる」ともいう。
「狡兎走狗」「得魚忘筌」「鳥尽弓蔵」
《字源》
「亨(ほう)+火」。
「亨」の元の形は「亯」で、煮炊きする器の形。それに火を加えて煮炊きを意味する。
たきこむことは「煮」という。
「亨・烹・享・亯」は同系の字で、慣用に従って字義が分化していった。
「惇・淳・醇・敦・熟」を参照。